「抗菌 × 加飾の力」 ~見た目も、清潔感も、あきらめない。~

機能性×加飾の時代へ ― 抗菌・抗ウイルス転写フィルムが広げる製品の可能性


抗菌×加飾の力
見た目も、清潔感も、あきらめない。

「見た目」だけではなく、「中身」も求められる時代になりました。
とくに衛生意識が高まったここ数年、抗菌・抗ウイルス機能を備えた製品への需要は右肩上がり。そんな中で、加飾性と機能性を両立できる“熱転写フィルム”が、新たなソリューションとして注目を集めています。

熱転写フィルムとは、グラビア印刷で意匠(デザイン)をPETフィルムに印刷し、それをプラスチックなどの成形品に熱と圧力で転写する技術。これに抗菌・抗ウイルス性能をもつ機能性インキや樹脂層を加えることで、見た目と衛生性能を両立した製品が実現できます。

活用例:見た目も機能も求められる現場へ

  • 小児向けの食器(抗菌性+可愛いデザイン)
  • 医療機器の一部(デザイン表示部+抗ウイルス性)
  • 飲食チェーンのテーブル周辺のプラスチック部品(耐薬品+加飾)

重要なのは、これらの機能性を転写によって製品の表層に確実に移行できるという点です。弊社では、基材選定〜インキ設計〜温度・圧力の最適化まで社内で検証を重ね、量産対応可能な加工条件を確立しました。

注意点と技術的ポイント

ただし、機能性素材には“コツ”も必要です。たとえば、デザイン層と機能層の位置関係が最終性能に影響することもあります。私たちは、これらの技術的課題を製版設計段階で吸収できるよう、現場との連携と立ち合いを重視して開発を進めてきました。

また、抗菌・抗ウイルス性能の裏付けとして、SIAA認証JIS Z 2801などの試験結果の提出にも対応可能です。OEM先の安心材料として、試験片提出のご相談も歓迎しています。

まとめ:機能と意匠の融合で広がる未来

熱転写フィルムは、いまや“見た目を飾る”ためだけの素材ではありません。機能と意匠の融合こそが、これからの製品価値を大きく引き上げるカギ。
これまで加飾を諦めていた製品や、安全性の観点から印刷に躊躇していた分野でも、私たちのフィルムがきっとお役に立てます。

抗菌・抗ウイルスフィルムのサンプルや技術資料をご希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。